はじめに
皆さんこんにちは!自学受験研究室研究長のくりくりです。
今回は過去問演習シリーズの第三弾として、演習後の分析・復習法についてお話ししていきたいと思います。
第一弾では全体像、第二弾では自己採点法についてご説明してきました。最後となる第三弾では、自己採点後にどのように結果を分析するのか、また、分析を踏まえてどのように次の勉強に活かすのかについてお話ししていきます。
過去問演習の中でも特に重要なプロセスですので、やり方から考え方までたっぷり語っていきます。ぜひ最後までお読みください!また、第一弾からつなげて読むとより理解が深まりますので、合わせて参考にしてみてください。


※今回の記事の内容は、あくまでも一例です。この情報を鵜呑みにせず、実際は自分がよいと思う形で勉強していってください。
過去問の分析で大切なこと
過去問演習をした際、点数はもちろん重要なのですが、それ以上に重要なのが、曖昧な知識の洗い出しや、間違いの原因分析です。
点数は、現在の自分の実力を知るためのひとつの指標となります。ですが、分析を加えることで、点数のみならず、自分のミスの特徴やきちんと理解できていなかった分野などが見えてきます。このプロセスにより、自分の弱点克服につなげたり、勉強計画の練り直しに役立てることができます。
また、点数だけを見ていると、たまたま正解した問題まで「できていた」と判断してしまう恐れがあります。だからこそ、点数だけでなく、分析まで行うことが重要なのです。
では、まず最初に何をすればいいのでしょうか。僕はまず、自信を持って正解した問題、迷った問題、間違えた問題の3つに分けるのがいいと思います。これらの分類は、問題を解いているときに自分なりにマークしておくと分類しやすくなります。
こうしておくことで、分類する際に迷った末に正解したのか、迷った末に間違えたのかなどが分かります。これは、自分がどのような問題を苦手としているのかを考えるうえで、重要な材料になります。
次の章では、分類したあとにどのように分析していくのかについてお話ししていきます。
間違えた問題を「原因別」に分解する
3種類に分類できたら、「迷って正解した問題も含めて」分析していきます。この時、迷った問題を含めないと、運で正解して実際には理解していない部分を見逃してしまいますので、間違えた問題だけの分析にならないようにしましょう。
ここでは、間違えた原因を4つに分類していきます。

この図のように、僕の中では4パターンに分類してミスを細分化していました。ミスを細分化することのメリットは、自分がどこでミスしたかという根拠が明確になることです。
ミスを「ケアレスミスだったからしょうがない」と捉えるのではなく、「この部分が今回の失点の原因だったんだな」と考えることで自分のミスのパターンを体系化していくことができます。そして、これにより自分がしやすいミスの傾向が見えてきて、見直しの際にどこに注目すべきかというのが自分なりに見えてきます。だからこそ、自分のミスとしっかり向き合い、原因が何だったのかを考えていく必要があるのです。
さらにここで重要なのは、二つ以上の要因が重なってミスをした場合です。例えば、「時間がなくて焦ったことで解答がうまくいかなかった」というミスは一見すると④だけのミスに見えますが、時間が足りなくなった原因が何度も読んでいたことだったとしたら、③によって④のミスが起こった可能性も出てきます。ですから、ミスの原因を一つだと決め込まず、自分がどこで歯車が狂ったと感じ始めたか、根本的な部分を見るようにしましょう。
ミス原因に合わせた復習
ミスを分類したあとはそれぞれに合わせた復習をしていきます。
それぞれの復習の仕方に関しては以下の通りです。

分かりにくいのは②と③だと思います。これらの項目は、復習するといっても単純な確認作業になってしまう可能性があるからです。解答解説を見て、なるほど、と納得しても、その考え方が次に使えるかどうかは分かりません。
では、どのようにして確認作業だけでない復習をしていけるのでしょうか。
②のミスの場合は、類題を解くことが重要です。解法が同じ問題を解いてみたり、訳すときのポイントが近い問題を解いてみたり、時間を空けてもう一度解き直してみるというのが役立つと思います。
③のミスの場合は、自分が使っている参考書をやり直すのが有効だと思います。自分が普段やっていた参考書ではどのような解き方・読み方をしていたのかを振り返ってみたり、いつも参考にしていた読み方が自分に合っていたかを見直す機会を作ると、冷静に自分の解き方を復習していけます。
ただし、これはあくまでも一例です。これが正解だと思わず、自分に合った復習法を見つけてもらえれば幸いです。
正解した問題も注意する
ここで一つ確認しておきたいのが、正解した問題も注意するということです。
これは、自信を持って答えられた問題もいつしか忘れるから注意しろということではありません。曖昧な根拠で正解した問題や、迷った末に正解した問題に注意しろということです。
これらの問題は、確かに正解はしていますが、迷っているということは自信を持って答えられる知識が備わっていない可能性もあります。だからこそ、正解したからいいと考えるのではなく、正解したけど少し悩んだり適当に答えてしまったから復習するという発想になった方がよりよいと思っています。
復習したあとに何をすればいいか
復習が一通り終わったら、分析を踏まえた新たな勉強をスタートさせるとよいと思います。演習の結果を踏まえて教科バランスを変えてみたり、時間のかけ方を変えてみたり、やる分野を変えてみるなど、どんどん前に進む行動をしていけるといいと思います。
そして、しばらく経って過去問の内容を忘れてきたと感じたら、もう一度解いてみて知識が定着しているかの再確認を行いましょう。僕は、過去問演習は一回で完結させず、何回も何回も解いていくことでだんだんと自分の実力がついていくものだと考えています。何度も解き、そのたび丁寧に分析・復習をしていきましょう。
最後に
いかがでしたか。今回は過去問演習の分析・復習法についてお話ししていきました。
過去問演習で重要なのは、点数が取れなくても落ち込まないことです。最初は自分には無理だと思ってしまうこともあるかもしれませんが、最初から完璧な人間などいません。僕自身も最初は偏差値55あたりからのスタートでした。それでも、諦めずにコツコツと自分のミスと向き合ったことで最終的には第一志望合格を果たすことができました。
ですから、より重要なのは、点数よりも自分の間違えた問題を徹底的に理解することです。過去問演習をやる一番の意味は、自分の得点源を増やすために自分が今できていないところを理解することです。だから、自分の間違いは今後の点数につながるものだと考え、自分の中の「できる」を徐々に増やしていきましょう。
○過去問演習シリーズで分かりづらい部分やもっと知りたい部分がありましたら下のコメント欄にコメントをお願いします。


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