はじめに
皆さんこんにちは!自学受験研究室研究長のくりくりです。
今回は世界史の過去問の使い方についてお話ししていきたいと思います。
前回の記事では僕の世界史受験勉強法をお伝えしましたが、この記事ではその中でも特に、受験勉強を進める上で重要になってくる過去問演習について語っていきたいと思います。実際に解いたあとに何をしていたかや、いつ頃始めたのか、どのように考えながら演習していたかを中心にお話ししていきます。受験勉強で困っている方にはぜひ参考にしてほしい内容となっておりますので、最後までお読みいただけるとうれしいです。
※まずは受験勉強の概観が掴みたいという方は前回の記事をご参照ください。
1.僕はいつ頃過去問を使い始めたか
まずは僕が過去問を使い始めた時期についてです。
僕は三年生の夏休みから過去問をやり始めました。正しくは、三年生の夏休みから補習で過去問演習に取り組むようになりました。共通テスト・センター試験の過去問は通史が終わった十月後半、私立大学の過去問演習は受験日一か月前くらいから始めました。
共通テスト・センター試験の過去問を始めた時期はちょうどよかったなと感じていますが、正直私立大学の過去問を始めるのは遅かったと感じています。もう少し早く始めていれば一般受験でMARCHに合格できていたかもしれません。それでも、共通テスト利用でMARCHに受かることができたので、しっかり二年生のときからコツコツ暗記をし、授業中に過去問演習に取り組んだことが、結果につながったのかなと思います。
次の章では僕がどのように過去問演習に取り組んだのか、共通テスト・センター試験と私立大学に分けてお話ししていきます。
2.共通テスト・センター試験の過去問について
ではまず、共通テスト・センター試験の過去問演習についてお話しします。
僕の場合、授業時間の過去問演習で、センター試験は10年分、共通テストは当時出ていたものをすべてやったと記憶しています。時期的には十月後半から演習が始まりました。個人的にはこの時期から演習が始まったのが一つよかったと思っています。なぜかというと、夏休みで勉強した知識がちょうど定着し、通史が終わり全範囲の知識が頭に残ってきていたからです。逆に言うと、この時期までに共通テストレベルの世界史用語はしっかり覚えておいた方がいいです。だからといって、十月後半までに知識が入っていないからもう遅い、というわけではありません。まだ覚えきれていない方も、ここから過去問演習と復習を通して知識を補っていけば大丈夫です。
まず演習量ですが、ちょうどよかったと思っています。この理由は、しっかり演習をできてかつ復習もきちんとできていたからです。これ以上多くなると復習が雑になってしまう可能性がありますし、逆に少ないと演習慣れしない状態で共通テストに挑む可能性が出てくると僕は感じました。
次に演習する際に重要なことをお伝えします。特にセンター試験なのですが、センター試験は国公立二次と私立大学入試の対策に有効活用するという意識で演習していました。もし共通テストだけで済むのであればこの意識は必要ないのですが、そのあと私大・国公立で世界史を使う方はこの意識を忘れないでほしいです。なぜかというと、センター試験はとても良問かつ、流れと知識を押さえる教材として長けているからです。共通テストに比べてシンプルな知識問題が多く、正誤問題や選択肢問題に書かれている文章は流れの確認として使えるというのがセンター試験の良さです。ですから、センター試験の過去問演習も共通テストと同様に行っておきましょう。
最後にセンター試験・共通テストの過去問の復習の仕方です。
ただ過去問演習をやるのではなく、そのあとの復習が一番重要です。僕にとって過去問は、模試以上に自分の現在地を理解でき、さらに知識を吸収することもできる、とても重要な教材だったからです。
では実際の復習の仕方です。まずは解答解説を見ず、選択肢問題の誤選択肢の理由や、正誤問題の誤文の理由を自分で説明できるかをチェックします。そのあとに解答解説を見て、自分の考えていた答えと合っていたかを確認します。そして最後に不正解の問題と、自分の言語化した解説が間違っていた問題の解説を読み、教科書・資料集で周辺知識を復習します。
最初のポイントは解答解説を始めに見ないことです。自分の知識で誤っている内容を修正できるかを確認することで、自分に知識があるかや、曖昧な根拠のまま解答していないかがチェックできます。さらに、これをすることにより流れや知識事項の理解がより強固になります。これをしないと、「お、正解だった。じゃあ確認しなくていいや。」という甘えが出てしまい、実は間違った認識をしていたり知らない単語があったという部分を見落とす危険があります。ですから、まずは解答解説を見る前に自分でチェックしましょう。
次のポイントは、解答解説をしっかりチェックすることです。ここで重要なのは、先ほど自分で言語化した解説が合っていたかをしっかり確認することです。これはシンプルに間違った認識のまま暗記することを防ぐために必要です。
最後のポイントは、不正解の問題と、自分の言語化した解説が間違っていた問題の復習をすることです。ここで重要なのは、不正解だけでなく、間違えて覚えていた問題も復習することです。さらに、これらの問題の周辺知識も抜けていないかしっかりチェックをしておきましょう。この二つを意識して復習していくといいと思います。
これが僕の共通テスト・センター試験の復習法です。ぜひ参考にしてみてください。
3.私立大学の過去問演習
次は私立大学の過去問演習についてです。
僕は立教大の受験をしたのですが、ざっと3~4年分を解いたと思います。立教大は一年につき5パターン程度の問題があったので、それを全部やりました。量としては20個くらいは解いたと思います。ただ、問題演習が足りなかった影響か、本番では世界史の点数が88/200しか取れず、一般試験で不合格になってしまいました。ですから、もう少し早く演習を始め、より多くの年数の問題を解けばよかったと後悔しています。
立教大の問題の復習方法もほぼセンター試験・共通テストと一緒なのですが、一つ違うのは大学の傾向をつかむことです。大学によって問題に癖があり、奇問と思われる問題が出てくる大学もあります。だからこそ、どれだけ点数を取ればいいかや、どのラインの問題が来たら捨ててもいいかなどを考えるために過去問に取り組む必要があります。僕は国公立が第一志望だったので、教科書レベル+少し資料集レベルの範囲を超える問題が来たら捨て問と判断していました。ただし、私立大学を第一志望にしている方は、大学によって求められる知識量も変わってくるので、僕の場合よりも捨て問のラインを厳しく考える必要があるかもしれません。
4.最後に
いかがだったでしょうか。今回は世界史の過去問演習について語ってきました。
過去問演習は、受験生にとって知識を吸収することのできる大きなチャンスです。しかし、点数が低くて過度に焦ったり、たくさん解こうとする必要はありません。重要なのは、一回一回の演習をしっかり復習して、知識の定着につなげることです。
今回紹介した僕のやり方なども参考にしながら、過去問をただ解くだけで終わらせず、自分の知識の抜けを見つけるための教材として活用してみてください。
この記事が、皆さんの世界史の勉強の参考になれば嬉しいです。最後の日まで諦めずに勉強し続けてください。


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