世界史を始めたばかりの人は、まず何をすればいいのか

世界史

はじめに

 皆さんこんにちは!自学受験研究室研究長のくりくりです。

 今回は、世界史を始めたばかりの人が、まず何をすればいいのかについて語っていきたいと思います。この記事は、世界史の授業が始まったばかりの人や、自分で通史の勉強を始めたい方におすすめです。世界史をある程度勉強している方は、今後投稿する記事をぜひ参考にしてみてください。

1.まずはじめにやるべきこと

 では早速まず初めにやるべきことを説明していきます。僕が大切だと思うことは、単語暗記と流れの確認です。

 まず単語暗記についてですが、世界史は、まず出来事や人物などの基本的な知識を知ることから始まる教科です。ですから、授業で習った単語や、自分で決めた範囲の単語を覚えていくことがとても重要です。

 ここで一つ悩むのが、どこまで単語を覚えた方がいいかです。教科書や資料集、一問一答などを見ると、たくさん単語が載っていてどの単語を覚えていけばいいのか分からなくなると思います。僕としては、まずはじめは全ての単語を覚える必要はないと思います。教科書でいう黒太字、一問一答でいう最重要単語(三段階評価の場合は✩3)を最優先で覚えていったほうがいいと考えています。最初から全ての単語を覚えられるに超したことはありませんが、それをしようとすると、次に説明する流れが見えにくくなってしまいます。ですから、必要最低限の単語を拾っていき、余裕が出てきたら優先度の低い単語も覚えていくといいと思います。

 次に流れについてです。流れというのは、世界史がどういう形で進んでいったのかというものです。世界史には出来事ごとにストーリー展開があります。そのストーリー展開に沿って歴史が進んでいっているので、ストーリーを覚えていないと実際に問題を解くときに苦しくなってしまうことが多いです。ですから、単語暗記と並行してしっかり押さえていきましょう。ただ、最初から細かいところまで正確に覚える必要はありません。勉強を始めたばかりの人はまず、出来事がどのようにつながっているのか、大まかな流れをつかむようにしましょう。

 しかし、いきなり流れを確認しろと言われても難しいと思います。そんなときにまず役立つのが学校の授業か動画授業です。今の時代、YouTubeなどで世界史の流れを説明してくれる動画がたくさん投稿されています。また、授業の通史でも歴史の流れに沿って授業を進めてくれるはずです。ですから、どちらかを使って、しっかり流れを押さえるといいと思います。ただし、YouTubeのコンテンツは内容が間違っている場合もあるので注意しましょう。紙媒体で勉強するのが好きな方は、教科書でも流れの確認をすることができると思います。しかし、教科書は文字だけなので流れがつかみにくくなることもあるので気をつけましょう。

 さて、この二点がまず大切な勉強になってきますが、個人的には流れを入れる方を優先してほしいと思います。この理由は、ストーリー展開が分かっていなければ単語を押さえてもその単語の背景がつかめないからです。単語を覚える際には、その単語の意味は何かや、その単語の出来事が起こったことでどうなったかが分かっていなければなりません。もし単語だけが分かっていても、ストーリーがわからなかったら何を言っているのか分かりませんよね。だからこそ、まずは流れを押さえてからその流れに単語を当てはめていった方がいいと思います。

2.教材をどう使うか

 次は教材の使い方についてです。世界史には、教科書、資料集、一問一答、そしてある人は授業プリントがあると思います。それぞれの教材にメリット・デメリットがあり、使い方次第でより効果的に勉強していくことができます。そこで、この章ではそれぞれの教材の特徴をご説明したいと思います。

 まずは教科書です。教科書の良さは重要用語がまとまっていて、流れがある程度わかりやすいことです。流れがきれいに文章で書かれており、文字で読んで意味が理解できる人には合う教材です。しかし、受験勉強で必要になるすべての知識を教科書だけで網羅するのは難しいし、資料集と比べると、資料や地図などの視覚的な情報は限られています。また、地図などもあまり載っていないので、重要な地図・地名が漏れていることもあります。

 次は資料集です。資料集の良さは年表が載っていることや、視覚的に分かる資料があること、地図・地名が多く載っていること、そして語彙数が多いことです。視覚的な理解や、流れの理解はしやすいですし、政治・宗教の違いなどが表で分かったりもします。また地図も多いので勢力図などがすぐ分かります。一方、教科書とは掲載されている情報や強調されている部分が異なることもあり、初心者には何を優先すべきか判断しにくいのがデメリットです。年表を見ても、重要用語が分かりにくかったり、教科書と違った部分が重要視されていたりするので、授業とのずれも起こりえます。

 次は一問一答です。一問一答の良さは語彙数が豊富なことや、単語のレベル分けがされていることです。一方、語彙しか載っていないので流れが理解しにくかったり、地図がほとんどないので視覚的に覚えられません。また、出版社や教材によって収録されている用語や難易度、重点の置き方が異なるため、自分の志望校や学習段階に合ったものを選ぶ必要があります。

 最後に授業プリントです。授業プリントの良さは授業の進度に合っていること、また、先生によっては視覚的な資料を入れてくれたり、年表を入れたりしてくれること、記述対策をしてくれることです。一方、先生によって、どの知識を重要と考えるか、どこまで詳しく扱うかが異なることがあります。授業プリントはばらつきが生まれやすいので、実際に勉強に使うときは注意しましょう。

 このように、それぞれの教材には役割があります。どれか一つだけですべてを済ませようとするのではなく、自分が何を確認したいのかに応じて教材を使い分けることが大切です。

3.覚えた知識が抜けてしまうときは

 次にお話しするのは知識の抜けについてです。

 どれだけ頑張って覚えたとしても、暗記科目には知識が抜けてしまうという出来事が起こりがちです。ですが覚えておいてほしいのは、知識が抜けて当たり前だということです。僕も十回以上同じ範囲を復習して、それでも本番で忘れている部分もありました。ですから、忘れること自体を恐れる必要はありません。

 その上で、できる限り忘れないために僕がいいと思った対策をお話ししていきます。僕がおすすめしたいのは、授業日に授業内容を復習することです。僕自身も、授業日に復習したときと授業日に復習しなかった時を比べると、知識の定着の仕方が格段に違いました。

 そしてここで重要なのが、そしてここで重要なのが、集中しやすい環境で復習することです。そして復習する際は資料集で年表や地図も見ながらやるとよいでしょう。

 さらに、知識が抜けてきたと感じたタイミングでまた復習を入れることも大切です。毎日復習していてもいいのですが、特に始めたての時はまだ国数英の三教科の方が重要だったり、毎日知識を暗記していくのが辛くなったり、効率が悪く感じることもあります。ですから、一度覚えたら、時間を空けてもう一度思い出す機会を作るくらいの感覚で勉強するといいかと思います。

 このように、知識の抜けはとても辛い問題だと思いますが、そこまで悲観しすぎる必要はありません。最初から完璧に覚えようとせず、覚える→忘れる→復習するのサイクルをしっかり回していきましょう。

4. 国立志望と私立志望の復習サイクル

次は国立志望と私立志望別の勉強サイクルについてです。

 同じ世界史をやっていくにしても、国立志望と私立志望ではやる教科が違うので、世界史に費やした方がいい時間も異なってきます。

 まず国立志望ですが、僕の場合、世界史を始めたての頃はまだ国数英があまり固まっていなかったので、まずは国数英を優先していった方がいいと考えていました。その上で世界史は、授業後と定期テスト前での復習を最低ラインにして残りは自分の余裕と相談しながらペースを決めていくといいと思います。

 一方私立志望の方は、ある程度のペースで進めていくといいと思います。場合によっては自分で先に予習をすることを考えてもいいでしょう。ただ、僕は私立文系ではなかったので実際のところは分かりませんし、詳しくありません。ただ、周りの友達を見ていた感覚としては毎日知識を入れたり通史の動画を見てたりしていたような気がします。また、個人的には授業後、翌日、一週間後、一か月後、テスト前、と徐々に復習の間隔を延ばしていってみると分散学習になっていいのかなと思います。

 ただこれはあくまでも一例なので、あまり過信しすぎないようご注意ください。

5.最後に

 いかがでしたか。今回は初学者がまず押さえておくべきポイントについて説明していきました。後半部分に関してはあくまでも僕の経験談ですが、世界史の勉強の始め方や基本的な復習サイクルなどの考え方を理解していただければ幸いです。

 暗記科目は知識の抜けという問題がつきまといはしますが、勉強したことが少しずつ積み重なって、成績につながっていきやすい科目でもあります。無理をしないペースでしっかりと頑張っていきましょう。

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