世界史の全体像:世界史をどう捉え、勉強するか

世界史

はじめに

 皆さんこんにちは!自学受験研究室研究長のくりくりです。

 今日からしばらく、世界史の勉強法について僕なりに語っていこうと思います。今回の記事では、世界史の全体像ということで、世界史という科目をどう見ていけばいいのか、どう捉えてから勉強するのがよいのかという点についてお話しします。この部分がわかっているだけで世界史の見方や勉強の仕方が変わってくるので、ぜひ参考にしていただければなと思います。

1.僕が考える世界史とは

 ではまず、僕が考える世界史についてお話ししていきます。

 僕は世界史を、「点と点を線で結んでいき、面で見ていく教科」だと考えています。ここでいう点とは知識のことで、線というのは知識と知識を結びつけたもの、面は大きなまとまりで捉えた世界史です。

 世界史では、まず単語を覚えることが重要だと考える方もいらっしゃると思いますが、単語だけを覚えていってしまうと実は危険なのです。なぜかというと、世界史とは実際に起こった出来事がつながってできた歴史で、いわば物語だからです。普通物語を読むときは、登場人物や事件名だけを拾い読みすることなく、流れや展開を意識して読んでいくと思います。世界史も同じで、個別の単語だけでなく、因果関係や展開を意識して勉強しなければなりません。それゆえ、単語のみを覚えていってしまうと、ストーリー展開がわからなくなり、知識だけが一人歩きしてしまうのです。

 だからこそ流れを頭に入れ、知識という点を流れに当てはめながら線にしていき、その線が多くなってきたら次は各国史や時代史というより広いまとまりとして捉える必要があると思っています。

2.世界史の「点」とは何か

 次は先ほど出てきた点、線、面という表現についてもう少し詳しく説明していこうと思います。

 まずは点についてです。ここでいう点とは、個別具体的な知識のことです。例を挙げると、年号や事件名、国名、制度、文化、宗教などです。世界史をやっていく中で避けて通れないのは知識暗記です。知識は重要な要素の一つであり、世界史の土台といってもいいでしょう。なぜかというと、世界史は、実際に起こった出来事や、その背景・関係性などを問う教科だからです。ですから、まずはしっかり知識というピースを集めていきましょう。

 しかし、ここで注意してほしいのが知識暗記に偏らないということです。先ほどお話ししたように、いくら知識を持っていても、それだけで問題が解けるわけではありません。数学でも公式を知っているだけでその使い方がわからなければ実際の問題は解けないですよね。ですから、しっかり知識を当てはめていけるレールが必要なのです。僕は、そのレールにあたるものが「世界史の流れ」だと考えています。流れもまた世界史にとって重要な要素です。これは学校の授業などで行う通史が当てはまります。通史でやった流れの中に覚えた知識を組み込んでいくというのが世界史の基本的な勉強の仕方です。最初から知識だけをバラバラに覚えるのではなく、まず通史の流れをつかみ、その中に覚えた知識を組み込んでいくことが重要です。

3.「点」を「線」で結ぶ

 次は点と点を結ぶ線についての説明です。

 線とは、出来事のつながりや宗教・文化などのつながり、時代としてのつながりなどを指します。世界史の勉強を始めたばかりの人は、まず一つの王朝についての知識をつなぎ合わせることで、一つの線をつくっていくことになると思います。そして長く勉強していくと、だんだんと線の数が増えていき、やがて一つの時代における各国の歴史をつなげて見られるようになっていきます。ですが大きな線は最終的に到達していってほしい段階なので、まずは覚えた知識を流れに沿ってつないでいくということを目指してみましょう。

 ここで重要なのは流れがわかっていることです。流れがわかっていればどのように出来事が進んでいくかがわかるので、そこに知識という点を当てはめていくことができます。そしてその点と点を結ぶことで、出来事と出来事のつながりが見えてきます。これが一つの「線」になるのです。もし流れがわかっていないと、知識を当てはめていける器がない状態です。ですから、線にするときには知識と流れの二つがわかっていないといけないのです。

 そしてもう一つ重要なのが、線もどんどん増やしていくということです。点を増やしていくのももちろん大事ですが、線も増やしていかないと一つの時代の出来事を捉えきることはできません。線と線をうまく結んでいくことで、やがて各国史や時代史など、より広いまとまりとして世界史を見られるようになります。ですからまずは、一つ一つの出来事を線で結び、できるだけ線を増やしていけるように頑張っていきましょう。

4.「面」で見るとは

 では最後に、面について説明していきます。

 面というのは大きなまとまりで捉えた世界史のことです。よく世界史では、タテのつながり、ヨコのつながりと呼ばれるものです。まずタテのつながりですが、僕は一つの国や地域で起こった出来事を、時代の流れに沿ってつなげて見るのがタテのつながりだと考えています。そしてヨコのつながりですが、これは、同じ時代に各国・各地域で起こっていた出来事を結びつけて見ることだと思っています。

 世界史はタテとヨコ、どちらの視点も欠かせないものです。タテのつながりは、それぞれの国でどのようなことが起こっていたのかを理解する上で重要です。一方、世界史は一つの国だけで話が進んでいくわけではありません。ある国同士が戦争をしたり、交易をしたりしています。だからこそヨコのつながりもわかっていないといけないのです。

 そして、このタテのつながりやヨコのつながりがわかってくると、世界史をより広い視点から捉えられるようになってきます。ただしこれは勉強が進んできてから訪れる段階なので、まずは知識と流れを入れ、流れに沿って知識をつないでいくということを大切にしてほしいなと思います。また、タテとヨコのどちらを重視すればいいのかについてはまた別の機会にお話しします。

5.最後に

 いかがでしたか。世界史は単なる知識暗記ではなく、知識を流れの中につなげていくことで、ストーリーとして理解することができます。実際にどのように知識を押さえていくのか、どのように流れをつかんでいくのかなど、より具体的な勉強法についてはこちらの記事で語っておりますので、合わせて参考にしてみてください。

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