塾なしで東京外国語大学に合格した僕の受験戦略

受験戦略

はじめに

 皆さんこんにちは!「自学受験研究室」研究長のくりくりです。

 記念すべき最初の記事は、僕が実際に受験期に考え、実践していた受験戦略についてです。この記事では、僕がどのように志望校や得意・苦手科目と向き合い、勉強法を決め、計画がうまくいかないときにどう修正していたのかを紹介します。

ここでは、僕が受験期に実践していた以下の4つについて紹介します。

  • 志望校を決めることで勉強の方向性を明確にする
  • 得意科目・苦手科目に合わせて勉強時間を配分する
  • 情報収集→実践→判断→修正のサイクルを回す
  • 計画が崩れたときは、人や環境を頼って立て直す

※この記事で紹介する方法を実践すれば必ず志望校に合格できるというわけではありません。あくまで僕自身に合った受験戦略であったということをご理解ください。そのため、この記事の内容をそのまま真似するのではなく、自分の性格や生活習慣に合う部分を取り入れながら、自分なりの受験計画を考えていただければと思います。

1.受験戦略を立てる前に

 ではまず、僕が受験勉強を始めるに当たって何を考えていたかについてご説明します。

 一つ目は志望校についてです。僕の場合は高校入学当初、秋田県にある国際教養大学を目指していました。理由は英語を使って物事を考える環境で勉強漬けの日々を送りたいと思っていたからです。また、一年間の留学義務や留学生との共同寮生活という環境にも惹かれました。しかし、高校二年生の時、様々な学校のオープンキャンパスに参加し、実際の大学の雰囲気や大学生の話を聞くにつれ、国際教養大学よりも東京外国語大学の校風の方が自分に合っていると感じるようになりました。その他にも、英語とその他の言語が同時に学べること、将来の進路設計にマッチする就職先があったことなども、東京外国語大学を志望した理由です。

 二つ目は、志望校を選んだことにより何が変わったかということです。僕の場合、明確に変化したのは勉強の仕方です。志望校の入試でどの教科が必要なのかを知ったことで、自分が伸ばさなければならない能力や、継続して勉強すべきこと、そして勉強スケジュールが少しずつ明確になっていきました。特に、二次試験に向けて対策していく教科が変わったので、勉強の配分や勉強時間の見直しを行いました。

 これが何につながるかというと、間違った方向に努力するリスクを下げられるということです。もし志望校が決まっておらずなんとなく勉強していると、「実は必要のない教科まで勉強していた」ということが起こる可能性があります。ですから、自分の行きたい大学がまだ決まっていない人も、偏差値帯やネームバリューなど自分が大学選びで何を重視するのかを一度考えてみることをおすすめします。まだ決めきれなくても構いません。まずは「今のところ、この大学を目指してみよう」という仮の志望校を決めるだけでも、受験勉強の方向性はかなり明確になると思います。

2.得意科目と苦手科目についてどう考えたか

 次は得意科目と苦手科目について僕がどう考えていたかについてです。

 僕は英語と世界史が得意で、数学と現代文が苦手な科目でした。それ以外の共通テスト科目は外大に合格できるラインの点数は取れていたと思います。僕の中で英語は昔から親しんできたもの、世界史は勉強の中で遊べるパズルみたいなものだと解釈していました。そのため、この2科目は継続して勉強していました。一方、苦手科目の中でも数学は中学時代から自分には難しい教科だということを感じていました。そのため、先生の力を借りながら間違った理解をしないように注意しながら演習をしていました。

 その上で僕はまず最初に、苦手な数学と得意な英語を中心に勉強をしていました。この理由は、「得意はさらに伸ばし、苦手は時間をかけすぎず、平均点を取れるレベルまで持っていく」という方針を自分の中で立てたからです。高校一年生の時点では国数英の三教科に集中し、特に数英に力を入れました。これは国数英が他の教科に比べて身につけるべき知識や能力が多いと考えていたことに加え、社会・理科が高校二年生から本格的に履修するカリキュラムだったからです。

 また、勉強をどのようなバランスでしていくか迷ったときには、模試で点数がとれていなかった分野を中心に復習することにしていました。僕にとって模試は自分の中に足りていない部分を洗い出してくれる重要な資料でした。だからこそ、「模試で思うように点が取れないこと自体を必要以上に悲観しない。なぜなら、自分のできない部分を教えてくれる超優良参考書だから。」と考えていました。ですから、模試を「自分には何が足りなかったのかを見つける材料」として活用するとよいと思います。

3.情報を集めて自分なりの勉強法を作る

 ここからは僕がどのような勉強法を決め、改善していったのかざっくりと紹介したいと思います。基本的には、「情報収集→試しにやってみる→自分に合うか判断→修正する」というサイクルを回しながら勉強しました。情報収集する際には、学校の先生に相談してみたり、InstagramやYouTubeを見たり、ネット情報を参考にしたりしました。そして自分にとってよさそうだと判断した勉強法は試しにやってみて、自分の勉強習慣と合っているか等を考えながら実践していました。その後しばらく続けてみて違和感が出てこなければ自分に合うと判断し正式に勉強法を採り入れました。僕の場合はとりあえず一~三ヶ月くらい試してみて、判断しました。

 また、情報収集の時点で僕は、基本的に科学的な根拠が示されている勉強法から試すようにしていました。科学的に効果が確認されている方法であれば、少なくとも「全く根拠のない方法を試してしまう」というリスクを下げられると考えていたからです。もちろん万人に合うほど普遍性のある勉強法とは限りませんが、勉強法選びで大きく外すリスクを下げられると考え、参考にしていました。

4.計画通りに行かないときどうしたか

 最後に、計画通りに勉強が進まなかったときにどうしたかについてです。

 薄々感じている方もいるかもしれませんが、自分の思ったとおりにいかないのが受験勉強というものです。どこかの段階で体調を崩したり、サボったりして計画が破綻することがあります。そのようなときに僕がした対処は、「信頼できる人にアドバイスをもらうこと」と、「勉強できる環境に身を置くこと」です。まず前者ですが、自分一人で勉強の進捗や今後の方針を判断するのは非常に難しいことだと思います。もし一人で判断し、その判断が間違っていた場合、大きな時間ロスにつながる可能性があります。これは限られた時間で合格を目指す大学受験にとって大きな痛手となります。ですので、きちんと学校の先生をはじめとした信頼できる人と話し合い、アドバイスをもらってから修正するように勉強していました。後者は、やる気がないときに効果的な手法です。家にいるとどうしても勉強がしたくなくなり、娯楽に逃げてしまいます。そこで僕は、勉強できなくなってきたときには自習室などに行き、勉強せざるを得ない環境に身を置きました。この二つの方法を使いながら、そのときの状況に合わせて計画を修正し、勉強を進めていきました。

まとめ

 以上が僕の受験戦略です。

 僕にとって大学受験は、自分でいかに違和感に気づき修正できるかの勝負だと思っています。大学受験は長いようで短い期間の勝負なので、自分で考え、違和感に気づき、周りを頼りながら勉強を進めていければ段々と合格に近づいていくと思っています。最初から成功を目指さず、試行と修正を繰り返して頑張り続けていってほしいと願っています。

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